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 1.生活者にやさしいすまいづくり(20000322)

田辺市内で日ごろは建築設計活動を行っています。十五年目を迎えるに当たり、一つの節目として以前の「フジ設計からの提案」同様に読者の方々に、今すぐ役立つ情報、何かの時に役に立つ情報として提供できればと思い、五年ぶりに筆をとりました。第一回目は「生活者にやさしいすまいづくり(1)」です。皆さんはハートビル法(高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる、特定建築物の建築の促進に関する法律)をご存じですか。「お年寄りや車いすの方などが利用しやすい建築物は、だれもが利用しやすい建築物です。ハートのあるビルをつくろう」の掛け声により、一九九四年九月に施行されて六年目を迎えています。  このハートビル法の目的は、劇場・銀行・ショッピングセンター・コンビニエンスストアなどだれもが利用する建物は、長い間使われるみんなの財産です。こんな建物をつくる時、お年寄りや車いすの方が利用しやすくすること、だそうです。  最近、まちなかでよく見かけますが、歩道や皆さんがよく集まる公共施設の床に、誘導用床材(黄色で凹凸 のあるもの)、道路との段差、建物内での段差の処理としてスロープが設置されていたり、身体障害者用の駐車スペースがあったり、公衆電話の一つ以上が車いすの方に合わせて位 置が低くなっていたり、トイレに手すりが設置されていたりします。これらはすべて、ハードビル法で決められていることです。  ただ、我々のすまいには適用されておりません。しかし、バリアフリー住宅という言葉はよくご存じだと思います。 このバリアフリー住宅にするための考え方、進め方のポイントを、七点紹介します。  

(1)生活者像を想定してみる(補助がなくても歩行できる人▽つえ・歩行器で歩行できる人▽介助者等の補助で歩行できる人▽介助者が補助する車いすで移動する人▽自分で車いすを操作し移動できる人▽寝たきりの人)。
(2)さまざまな種類、サイズのある福祉用具をあらかじめ選定してみる。
(3)生活の仕方を想定してみる。
(4)福祉用具の使用にかかる動作寸法に配慮する。
(5)将来のニーズにも対応できるよう配慮する。
(6)だれにとっても快適と思われるものをすまいに取り入れる。
(7)今の住宅設備等の仕様を考慮して整備する。

次回にもう少し詳しく説明します。(フジ設計代表)

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