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 3.生活者にやさしいすまいづくり 寝室編(20000510)

廊下を通り、寝室のドアを開く。そこでは一般的にには、寝室の準備→更衣→就寝→起床、の順となり、たまにはロッキングチェアに腰を掛け、ひなたぼっこをすることも、と想定。まず、ドアもしくは引き戸を開けると照明スイッチ。位置については、楽に手が届き、どこにあるか分かりやすく、また、切り替えスイッチも操作しやすくする。次に冷暖房機器のスイッチに手を伸ばすケースが多いでしょう。その時もタイマー時間が確認しやすく、スイッチ操作がしやすいのを購入するとよい。
 和室の場合、布団を敷く準備としては、ふすまを横に引いて開け、両手で二つ折り(三つ折り)の敷布団を持ち上げ、持ったまま畳を歩く。腰をかがめて敷布団を下ろし、中腰で敷いてしゃがんで敷布を整える。また、立ち上がり、押入の前に行って掛け布団も同様の動作―を毎日繰り返す。何気ない動作が実は家庭内で一番ハードな部屋である。 私が設計した実例を挙げてみよう。洋間にベッドを置くのも一つの方法でしょう。今回の実例では、洋室の中に約六畳の間をつくり、洋間床より畳高さを五十センチ上げ、作りつけのベッドとし、まくら元近くに物を置けるスペースとか万が一に備えての緊急通報装置を設置した。将来、室内環境を快適に保つための一つとしての空調設備取りつけ用のスリーブ等の設置を考えた設計を行った。
 就寝している時の寝室の状態は、季節によって違い、夏だと寝苦しくないように室温を保つ布団が涼しい風通し良い。冬は夜間外気温の低下に影響されず室温を保つ布団の中の温度との温度差があまり大きくならないよう室温を保つ布団が温かい―以上を満たせば、快適な室温環境が保てる。どの季節でも、夜中にトイレに行くという行為があるため、できるだけ寝室の近くに設けるのが望ましい。
 最近、人工的に疑似環境をつくった家や機械設備に頼った家が多くなっている。建築した後の維持管理費等を考えて、もっと地域性を考慮し、自然を取り入れた優しい建物造りを考えてはどうだろうか。

 次は台所を考える。 (フジ設計代表)

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