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 1.生活者にやさしいすまいづくり 洗面・脱衣編(20000602)

洗面・脱衣室では、洗濯も兼ねているケースがよく見られます。この場所は、日ごろの使用頻度が高く、生活者とともに移り行くスペースのひとつで、設備面でも細かな配慮をしておく方が望ましいでしょう。 建物と設備の寿命を比較すると、設備関連各部品の傷みの方が早く、五年から十年サイクルで取り替え修理が生じてくる。取り替えが簡単な方法を年頭に入れてみてはいかがでしょうか。 一般的に、床は水に濡れても滑りにくい材質にし、洗面器はだれがもたれても良いように頑丈に設置し、適切な所に手すりを設置できるように下地を補強しておくとよいでしょう。
水栓器具は、希望の水量目盛りに合わせれば、その水量で自動的に止水する定量止水型、押すだけの操作で給・止水ができるプッシュポン型、手を出せば吐水、引っ込めると自動的にストップする自動水栓など色々使用目的にあった水栓器具が開発され、市販されている。
出入り口の有効開口幅員は、最低でも七五〇ミリで、八〇〇ミリは必要かと思います。車いすを使用されるときは、使用者が戸を開閉できるように戸の取っ手側に袖壁等で回転スペースをとるように考えた方がよい。着脱衣時には、姿勢が不安定となり転倒の恐れがあるために、ある程度のスペースの確保・腰掛けて着脱衣ができるように考えたらいかがでしょうか。
ライフサイクルに合わせて改修される時の考え方のポイントは、車いす使用者が回転できるように、直径一四〇〇ミリ以上のスペースを確保し、それができない場合は、前回記載したようなフットレス・スペースを確保されればスペースを有効に利用できます。

次回は浴室についてです。 (フジ設計代表)

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