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伝統工芸士に聞く > 出口譲爾さん

お仕事名は?
蒔絵
お仕事を簡単に説明して下さい。また1つの製品を仕上げるのにどれくらい時間がかかりますか。
漆で模様を薄く描き、各種の金、銀粉を蒔きつける。手法が色々ある。乾燥後に炭で研いで仕上げることもある。時間は手法により、また金の荒さにより違うが、2,3日の場合があり、1週間、1ヶ月も掛かるときもある。
いつ頃から、伝統工芸(お仕事)に携わっておられましたか?職歴は何年くらいですか?
昭和28年より家業を継ぐために勉強しました。約50年間続けております。
どのようにして技術を身に付けられたのですか。
私の家は私で5代目ですので、最初は父のそばで、父の仕事をみながら実際に自分でも父の真似をしながら自然に覚えました。その後修行のため、他家の師に教示を願いました。
お仕事で苦労する点(気をつけている点)があればお教え下さい。
毎日、気候により漆の乾燥度が変化し、それに対応しなければ失敗となります。科学的塗料と違い、天然漆は生き物です。
あなたの仕事に対して「こだわり」もしくは「思い入れ」などがありましたらお教え下さい。
先祖から受け継いだ仕事は変えないで(材料、道具など)しかも現代の時代の流れにも注意を払う必要があります。色彩やデザインも日々変化しています。
伝統工芸に携わってよかったと思うことはなんですか?また一番うれしい瞬間などあればお教え下さい。
自分の作品が仕上がったとき、またこれから新しい物を制作するため種々の試みをしているとき。
これから、この仕事に就きたいと思っている人にアドバイスをお願いします。
技術をこなすためには10年ぐらいは掛かります。技術だけをマスターしても、日々努力しなければ良い仕事が出来ません。視野を広く持って、自分の仕事だけでなく異業種にも興味を持つことが大切です。

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