会長挨拶(2026)

和歌山県中小企業団体中央会 会長 玉置 篤

和歌山県中小企業団体中央会
会長 玉置 篤

『青天井の未来へ向けて』

 新年あけましておめでとうございます。
 昨年は、国際情勢の不確実性が高まり、特に米国による相互関税の発動宣言など、急激な環境変化が企業経営に大きな影響を与えた一年でありました。そのような状況下においても、皆様方の力強いご支援とご協力により、中央会事業を滞りなく進めることができました。改めて深く御礼申し上げます。
 令和7年の補助金事業については、「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」において2回の公募で10件、「中小企業省力化投資補助金」においては新設された一般型で22件が採択され、多様な業種の事業者の皆様の生産性向上に寄与できたものと考えております。また、11月には中央会主催の「組合まつり」と、青年中央会による職業体験イベント「ゆにフェス」を昨年度に続き共催いたしました。多くの方々にご来場いただき、職業体験や地元産品の魅力を広く発信できたことは大きな成果であり、ご協力いただいた関係団体および青年部関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
 昨年春には、和歌山県民にとって大きな悲しみとなる出来事がありました。故岸本周平前知事は、県民に寄り添い希望を感じさせる施策を積極的に打ち出されました。その志半ばでの逝去は誠に痛惜に堪えませんが、宮﨑泉新知事がその理念を継承し、さらなる発展へと導いてくださるものと期待しております。
 和歌山県の地場産業は、長年培われた技術によって確固たる地位を築いてまいりました。しかし近年、市場環境の変化により、技術や技能が十分に活かしきれていない場面も見受けられます。また、既存ビジネスの高度化を図る中で、規制面の課題が経営の自由度を狭めていると感じられることもあります。 こうした状況を打開するためには、まったく新しい分野への挑戦も有効ですが、まずはこれまで取り組んだことのない“小さな一歩”を積み重ねることも大切です。新たな試みが道を開き、視界が広がることもあれば、方向性を見直すべき局面もあるでしょう。そうした試行錯誤の先にこそ、視界が晴れ渡る「青天井」の未来が見えてくるものと確信しております。
 中央会では、皆様の取り組みが実を結ぶよう、各種制度のご紹介や活用支援をより一層進め、職員が寄り添ってお手伝いしてまいります。どうぞ気軽に中央会をご活用いただき、共に和歌山の産業の未来を拓いてまいりましょう。